タイパと時短という言葉はよく使われますが、その意味はどう違うのでしょうか。
「タイパ」とは使った時間の満足度のことであり
「時短」とは時間を短縮する手段である。
ということです。
分かりづらいですかね?
今回は「タイパ」と「時短」の具体的な使い分けを考えてみましょう。
もくじ
タイムパフォーマンスとは?時短とは?それぞれの意味と違い
タイムパフォーマンスと時短は、どちらも効率的に時間を使うための方法ですが、それぞれ異なるアプローチを持っています。
「タイパ」とは?
まず「タイパ」とは「タイムパフォーマンス」の略語です。
タイムパフォーマンスとは、生産性や成果を向上させることを目的とした時間管理方法として使われます。タイムパフォーマンスでは、優先順位を決め、時間を上手に配分し、目標に向かってタスクをこなすことが重要視されます。
つまり「目標に向かっていかに時間を上手に使うか」ということです。
「時短」とは?
一方「時短」は「時間短縮」の略です。
時短とは、同じ量の作業をより短い時間でこなすことを目的とした方法として使われます。時短では、効率的な作業方法やツールの活用、無駄な時間を減らすことに重点が置かれます。
つまり「時間を有効に使うための手段」ということです。例えば、キーボードを早く打てるように練習する、定型業務を自動化する、冷凍の食材を使うなどが挙げられます。
つまり
「時短」とは、物理的に時間を短縮するという意味
「タイパ」とは、使用時間に対する満足度込みの評価を示す言葉
ということです。
Z世代はタイパと時短の使い分けを理解している!
現代社会は情報が飛び交っています。今でこそ様々な情報を望むだけ手に入れられますが、以前において情報を得るのは困難でした。現代人が一日に得る情報量と、平安時代の一日の情報量は比べ物になりません。この膨大な情報を収受選択するためには「タイパ」と「時短」の使い分けが必要になります。
Z世代は情報に慣れている
Z世代は、年少期からスマートフォンやパソコンを日常的に使用することが多く、タイムパフォーマンスや時短の効果を実感しやすい世代です。彼らはタイムパフォーマンスと時短を使い分け、より効率的な時間の使い方をしています。
Z世代の価値観は お金<時間
また、Z世代にとって非常に大切なものはお金よりも時間です(当然、個人差はあります)。筆者も入社面接の面接官をしますが、Z世代がかなりの確率で確認してくるのが「休みは何日ですか?」ということです。賃金よりもまず休暇や退勤時間を聞いてきます。それだけ、時間に対して繊細な感覚を持っていると感じます。
幼少期より情報に囲まれ、時間に対して繊細な感覚を持ち合わせていると、「タイパ」や「時短」に対して、敏感に反応するのも納得です!
「タイパ」と「時短」を実際に分けて考えてみる
プロジェクトのスケジュールを組む | タイパ |
仕事の邪魔をされないために早朝出勤する | タイパ |
入力作業を早くするためにショートカットキーを覚える | 時短 |
早く寝たいので食事も冷凍のものにする | 時短 |
脳を休ませるために散歩する | タイパ |
改札でもたつかないように予め定期を手に持っておく | 時短 |
※筆者の独断を多分に含みます。
まとめ
今回は「タイパ」と「時短」について、Z世代から考えてみました。
Z世代がタイパと時短を使い分ける理由は、
・幼少期から情報に囲まれていたから
・効率的な時間の使い方が彼らにとって何より大事だから
・IT技術に詳しく、作業を効率的に行うためのツールやアプリケーションを使いこなす
からです。
これらのツールやアプリケーションを使うことで、作業をより効率的に行うことができ、時間を有効に使うことができています。
Z世代以外の世代も時間を有効に使いたいと思うなら、タイムパフォーマンスと時短について学び、知識や技術を身につけることが大切なのかもしれません。
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