基本的にお笑い番組は好きです。特にネタ見せ番組が好きです。2018年の「霜降り明星」も最高に面白かったです!でも、最近「霜降り明星はお笑い第7世代のリーダー」という言葉をよく聞きます。なぜ、霜降り明星がリーダーなのか?そもそもお笑いの世代って何なのか?各世代の代表的なタレントさんは誰がいたのか?調べてみました。
もくじ
お笑いにも歴史がある
日本で一番古いお笑いは、古事記に出てくる「アメノウズメの裸踊り」と言われます。
弟スサノオノミコトの乱暴狼藉に嫌気がさしたアマテラスオオミカミが天岩戸の中に隠れました。そのアマテラスオオミカミを引っ張り出すために、天岩戸の前でアメノウズメが衣服もはだけながら面白おかしい踊りをしました。それを見ていた神々は大爆笑しました。あまりにも騒がしいからアマテラスオオミカミが「何かしら?」と思って岩戸を少し開けたときにアメノタジカラオが岩戸を開け放ちました。というお話です。
さすがに第7世代がここから続いてくることはありませんが、普段なにげなく観ているお笑いにも歴史があるのだなと思うと少し学問的な香りがしてきました。
お笑い第1世代 1960年代「演芸」
志村けん ビートたけし 明石家さんま とんねるず ダウンタウン ←全盛期凄かった順に付けるとどうなるの? https://t.co/MUqNLIAY9I pic.twitter.com/mITqBxqPMm
— ほんわかニュース (@e694r6q0) March 29, 2020
〇年代
1962年~1969年頃
〇代表的番組
笑点、シャボン玉寄席、ライオンお笑いネットワーク 等
〇代表的タレント
コント55号、ハナ肇とクレイジーキャッツ、桂歌丸、ザ・ドリフターズ、かしまし娘 等
番組制作費が安く抑えられる「演芸番組」は景気後退中の世相にマッチしたそうです。名前は聞いたことあるタレントさんはたくさんいます。しかし、番組名が全然ピンときません。まだ私が生まれる前の時代ですから仕方がないといえば仕方ないですけどね。
※コロナウィルスによる志村けんさんの死去が報道されました。心よりご冥福をお祈りいたします。
お笑い第2世代 1980年初頭「漫才」
「世界まる見え!」SPゲスト・明石家さんまに容赦なく襲いかかるクリーム砲(コメントあり)https://t.co/lrHxNtajNQ pic.twitter.com/1uWmJs74PW
— お笑いナタリー (@owarai_natalie) March 27, 2020
〇年代
1979年~1982年頃
〇代表的番組
THE MANZAI、お笑いスター誕生‼、笑ってる場合ですよ! 等
〇代表的タレント
ツービート、タモリ、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、イッセー緒方、山田邦子 等
寄席演芸の色物だった「漫才」がブームになりました。それまでお笑いといえば松竹芸能が強かったのですが、この漫才ブームにのって吉本が台頭してきました。また、関西弁が周知されてきたのも漫才ブームからです。あまりにも有名人が多すぎて掲載に困るくらい人材豊富です(笑)。
お笑い第3世代 1980年代「深夜番組」
この短時間でたくさんのRTいいね…!
— tamūsyan (@ta_m_rider) March 29, 2020
ダウンタウンのお2人も喜んでます☺️
もっと伸びろーーーー! pic.twitter.com/tdDZ20J0nz
〇年代
1980年~1990年頃
〇代表的番組
夕やけニャンニャン、夢で逢えたら、とんねるずのみなさんのおかげです、ウッチャンナンチャンのやるならやらねば、ダウンタウンのごっつええ感じ 等
〇代表的タレント
B21スペシャル、野沢直子、コロッケ、ダチョウ倶楽部、バカルディ(あえてこちらにしました) 等
1980年代初頭に吉本総合芸能学院(通称:NSC)が開校。またこの時期から民放テレビが24時間の放送を開始し、深夜番組が激増。この頃はフジテレビ全盛期ですかね?コント番組ばっかりでした。ビートたけし、明石家さんま、タモリのビッグ3の独占状態をとんねるず、ウッチャンナンチャン、ダウンタウンが切り崩しにかかる、みたいな構図でした。
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お笑い第4世代 1990年代「定義なし」
[出演情報📺]
— 四千頭身info(非公式) (@yonsen_info) March 27, 2020
4月2日 19:00-
日本テレビ系
ぐるぐるナインティナインhttps://t.co/w2jOSyvUZa
〇年代
1990年~1999年頃
〇代表的番組
タモリのボキャブラ天国、進め!電波少年、とぶくすり 等
〇代表的タレント
爆笑問題、ナインティナイン、猿岩石、山田花子、ネプチューン 等
平成以降に結成されたコンビの総称で、お笑い第4世代に明確な定義はありません。下積みを経験せずに「ポッと」出てきて、そのうちフェードアウトする芸人さんが多い時代です。今までのコント形式の番組が減少し、ロケが増えてきたりテロップが使われだしたのもこのあたりからです。
お笑い第5世代 2000年代「一発屋」
#左利きの日 pic.twitter.com/iVqaHXWRxt
— 小島よしお (@yoshiopiiya) August 13, 2019
〇年代
2000年~2010年頃
〇代表的番組
笑いの金メダル、はねるのトびら、ザ・イロモネア、あらびき団 等
〇代表的タレント
オリエンタルラジオ、劇団ひとり、レイザーラモン、森三中 等
ボキャブラ天国の終了などから、お笑い界全体が冬の時代に突入します。そのため、原点回帰とでもいうのか「ネタ見せ番組」が多数現れます。エンタの神様、爆笑オンエアバトル、レッドカーペットなどです。「M-1」もこの頃にスタートしました。第4世代と同世代ながら、ブレイクしきれなかった芸人や大阪からの上京組などもこのタイミングで売れました(キングコング、ケンドーコバヤシ、中川家 など)。また「一発屋」と言われる流行語大賞を取りながら、次の年には忘れられるような芸人も急増しました。
お笑い第6世代 2010年代「雛壇芸人」
この後21:00〜TBSラジオにて『ハライチ岩井勇気のアニニャン!』です。最終回です。ゲストはサンシャイン池崎!
— 岩井勇気 ハライチ (@iwaiyu_ki) March 24, 2020
この後21:00〜TBSラジオにて『ハライチ岩井勇気のアニニャン!』です。最終回です。ゲストはサンシャイン池崎!#アニニャン#TBSラジオ pic.twitter.com/2f4wCCh6vK
〇年代
2010年~2017年頃
〇代表的番組
人志松本のすべらない話、さんまのお笑い向上委員会、ピカルの定理 等
〇代表的タレント
サンドウィッチマン、小藪千豊、メイプル超合金、ANZEN漫才 等
テレビ離れ、ハラスメント(行き過ぎた演出)、島田紳助の引退などから多くのお笑い番組が終了しました。しかし、トークバラエティ番組や情報バラエティ番組は安定した人気を堅持しました。そこで登場したのが「雛壇芸人」です。アメトーク内で品川裕が「ひな壇芸人」をプロデュースし、多くのメディアで取り上げられるようになりました。リーマンショック以来、広告収入も減少し、製作費の少ないトーク番組がさらに増えました。また、インターネット配信のお笑い番組が増え始めたのもこの頃です。
お笑い第7世代 2020年「ゆとり世代」
ついにCHAOのMVが解禁になりました!
— 吉本坂46 (@46yoshimotozaka) February 21, 2020
とってもかわいいビデオです。
ぜひチェックしてみてくださいね。#CHAO #吉本坂46 #ゆりやん #ガンバレルーヤ https://t.co/DBomzSP9yr pic.twitter.com/JSfMsbNkod
〇年代
2018年~
〇期待のタレント
ゆりやんレトリィバァ、ミキ、四千頭身、カミナリ 等
お笑い第7世代は「ゆとり世代」や「平成生まれ」の芸人さんの総称です。しかも「お笑い第7世代」と言い出したのは霜降り明星のせいや自身だそうです!「若手を盛り上げたい」という気持ちからの発言だそうです。なので、お笑い第7世代は今のところ「自称」です。
まとめ
つい先日のことですが2018年のM-1グランプリをアマゾンプライムで観ました。やはり霜降り明星は面白かったです。しかし、優勝できなかった、かまいたち、スーパーマラドーナ、和牛などもものすごく面白かったです(スーパーマラドーナはお酒に注意してね)。M-1の中でも2018年はお勧めです。今回みたいにお笑いの歴史を紐解いていくとちょっと学問的な感じがして嫌いではありません。でもやっぱりお笑いをみている瞬間は小難しいことは考えずに気楽に観ています。今後も新しいお笑いに出会えるように、お笑い番組が増えてくれると嬉しいな、と思いながら文章をまとめています。せいやさん。第7世代の自称リーダーとしてますます面白い若手をひっぱり出してきてください!
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